昨日伺った文京区の認知症イベントで、コミュニケーションに役立つ
かわいいねこのぬいぐるみを見つけました。
1匹は動きがねこそのもの。白い長毛のねこちゃんで、鳴き声やしぐさで魅了します。
もう1匹は、「こんにちは!」と声をかけると、会話の相手になっていろいろお話してくれる猫ちゃんでした。

相談室さらにも、声をまねしてくれる猫のおもちゃが2匹いまして、とても人気があります。
レッスン中、お子さんに「こんにちは~〇〇ちゃん」と声をかけて待ちますと、
少し遅れて、そのぬいぐるみから、同じことばが繰り返されるのを聞いて、
ぱ~~~っと明るい表情をみせてくれるお子さんがいたり、
不思議そうな表情をした後に、ドキドキしながら手を伸ばしてきて、
自分から声を出して、うれしい気持ちを伝えてくれるお子さんもいます。
ただ、びっくりした後、こわくて動けなくなってしまったり、親御さんの後ろに隠れてしまうお子さんもいます。
そのため、おはなしするぬいぐるみの場合は、慎重に「出ていく」タイミングをみています。
(いい出逢いになるように、カバンや棚からそ~っと顔をのぞかせて、まずはそれに気づいてもらってから・・・と距離をすこしずつ詰めていくこともあります)
そこで、ぬいぐるみと遊びたいお友達限定にはなるのですが、
音声模倣ではなく、やり取り(会話ラリー)をしているのみてもらい、
お子さんが興味をもってくれたら、
STやお母さまがねこちゃんといろいろな会話をしてみせて、仲良しになってもらえるといいなあと思っています。
もちろん人や動物がコミュニケーションの相手になるのがいいなあと思うのですが、お子さんの隣に常にいて、すべてのコミュニケーションの相手になることは難しいですよね。
家事や育児。兄弟姉妹、一緒に暮らす動物たちのお世話があるおうちもありますね。
さらに、お仕事もあります。
事情が許さないこと、たくさんあります。
今は、そんなときにはスマホやPCで、AIを使って会話練習もできるようになりました。
でも、四角いものを両手で掴んでじーーーっと画面をみてやり取りするのではなくて、そっと抱っこしたり、なでたりしながら、おはなしする。
機能はすくなくて、ママがご飯を作っているときに、「そっとそばにいてくれる」感じのコミュニケーションがいいんだけどな~なんて思いながらみていたので、「見つけた!」と思った次第です。
さすがメーカーの方々の研究開発のたまものです。
とても深いなあと思うことが随所にありました。
お値段も、声を繰り返してくれるかわいいぬいぐるみは、2000円〜3000円でした。
機能抜群の癒しロボットのアザラシのパロちゃんは50万円くらいです。(いつか・・・とあこがれています)
ちょうどいいお値段の子がいたら、リハビリに使いたいなあと、病院勤めの時も思っていたのを思い出しました。
欲しいなあ、いないかなあ、、、と会場をキョロキョロしていて、
ブースでこちらの猫ちゃんたちに出会いました。
(さらにインコや他の動物もいたようなのですが、人気があって触れませんでした)
短毛のねこちゃんは、「なごみケーションにゃんこぬくもり」というお名前で、お値段は13000円前後だそうです。人語を理解するネコ?きまぐれAI搭載とありました~。
(ネットでは9800円~15000円くらいで並んでいました。他にも、色々なねこさんのぬいぐるみが掲載されていて、見入ってしまいました。
子供向けのおもちゃと考えたら、「高い」のかもしれません。
でも、発話を導いたり、増やしちゃうコミュニケーションを支えるおもちゃとしてみますと、
いいなあ。ほしいなあ!と思いました。
そのぬいぐるみと「話したい」、「触りたい」、「抱っこしたい」、「なでなでしたい」という気持ちが、どんどん育ち、発声や発語につながったり、
二語文が豊かになる、ジェスチャーやサインが豊かになるなど
豊かなコミュニケーションをはぐくむのに、とても役立ちそうです。
めんどうな設定は不要で、とても簡単なのだそうです(ありがたいです)
動画もあがっていましたので、気になる方は探してほっこりしてくださいね。
ことばの相談室さら STのま